ロードバイクスタンド研究所 | 自転車スタンドによるおすすめの室内保管方法

ロードバイクスタンド 自転車スタンド専門メーカーが運営するロードバイクスタンド/自転車スタンドの特集サイト。縦置き、2台置き、突っ張り棒、デザインスタンドなど、国内外問わず、人気・おすすめの自転車スタンドについてまとめています。

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縦置き自転車スタンド NinoLite B106

   

ブランド名である「NinoLite」について

amazonの出店者情報をみると「株式会社ニノ」という会社で運営責任者名は外国人。販売している商品は自転車関連に限らず、インクカートリッジやバッテリーや充電器など。OEM商品を幅広く自己ブランドとして販売しています。

同じと思われる商品が「Velo Line(ベロライン) 」というブランドでも販売

この商品は86939-0099という型番が付されています。おそらくですが、同じ商品・製造ではあるが、OEMとして複数の会社・ブランドに供給されている商品なのでしょう。
ベロラインというブランドは、バッグ、スマホケース、ヘルメット、ライト、ロック、スタンド、バスケット、サドル、サドルカバー、シートポスト、ペダル、リアキャリア、スタンド、フェンダー、タイヤカバー、BOX等、自転車関連アクセサリーを展開しています。
自転車スタンドも今回の商品以外に、横置き縦置きなど10種類弱の商品があります。
こちらの会社は取扱ブランドとして海外の自動車メーカーの名前がついた自転車を取り扱っています。そういえば一時流行りましたよね。シボレーとかハマーとか、自動車メーカーのロゴがついた自転車って。

なんと言っても縦置きできてこの価格は安い!

3500円前後で買いました。縦置きスタンドって実用レベルのものとなると最低でも1万円以上というのが相場なのでインパクトある価格です。

使ってみた感想

使い勝手

縦にするのですが、シートポストで支える構造なので、これだけだとハンドルが固定されていない。なのでハンドルが動かないように、付属のベルトで前輪ホイールのリム部分をダフレームに巻き付けます。これが面倒。青いマジックテープが付いたバンドが付属されていますが、長さが合わないんです。ピッタリきつく巻かないとハンドルがグラつくので、ギュッと締めたいのだけれど、長さが余って緩くしかつかない。さらにこのバンドがダウンチューブ沿い這わせてあるシフトワイヤーごと締付けてしまう。こんなデリケートな作業を自転車挿入の際にイチイチやるのは面倒です。
立たせ方ですが、バックしてきて後輪をのせてからヨイショっと立て掛けます。最初はバックしていれるというのが逆の動きなのですが、慣れれば気にならないでしょう。

安定性

一番肝心なのは安定性なんですが、これがなんとも心もとない。25Cのタイヤのロードバイクを置くと、後輪を入れるレールが太くてタイヤとの間に遊びが結構でる。結果、正面からみて斜めになってしまう。一番肝心な足元から斜めになっているので、シートポストが支点になって、上方がより斜めになる。

省スペース性

自転車を縦保管する最大の理由は省スペース。ですが、シートポストを支点とすることから、まっすぐ垂直に立ちません。横から見て前後輪が縦に並ぶのが最もスペース効率がいいですが、そうならないです。

結論としては

これだけ斜めになってしまうのは、正直怖い。足元の後輪が斜めになっていて、支点となるシートポストの位置って中間より低い位置にあるから上方はどうしても傾いてしまう。さらに、前輪のバンドが緩くハンドルがぐらつく。使い勝手か今ひとつとか、そんなに省スペースじゃない、という理由なら、値段が安ければその辺は目をつぶれますが、安定感が気になる場合は値段が安くても目をつぶれない。

せめて、後輪受けに後輪がピッタリまっすぐ挿入できるようになって、前輪留めのバンドがピッタリ締付けられるようになればシートポスト受けの縦置きもありとは思います。

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